令和7年9月14日に実施された二級建築士設計製図試験
課題「シェアハウス(木造)」では、南西角地の二方向道路の敷地で出題されました。
敷地の長さは東西方向15m、南北方向15mと、過去10年の間には出題のない小さめの大きさで出題されました。
そのため、過去に頻繁に出題された敷地形状(16m×16m)に納まる建物形状「短辺8P×14P」、もしくは「8P×15P」が収まらないため、苦労した人が多かったのではないかと思われます。
また、要求室の要望(面積)が大きい割に敷地形状が小さいため、建蔽率の限度である60%(特定行政庁が指定した角地における加算を含む。)ぎりぎりのプランになったと思われます。
また、昨年度(簡易宿所、RC造)で出題された、「バルコニーが直接道路に面していない場合、バルコニー前面に有効幅員1.5mの空地及び避難経路を確保する。」と同等の「個室(B)のバルコニーが直接道路に面していない場合、バルコニー前面に有効幅員1.5mの空地及び避難経路を確保する。」という項目が出題されましたので、狭い敷地を有効活用するためにはバルコニーを道路に面する位置に配置するのがベストであったと推測されます。
問題文で1階南側はLDK+屋外テラスと個室(A)で占められ、2階南側はLDKの上の吹抜け+交流室+3帖畳と個室(B)を設ける形が一般的な考え方かと思われますので、東側、北側をどのようにプランするかが勝負だったのではないかと思われます。
ハウジングインテリアカレッジでは解答例を近日アップいたしますので、ご注目ください!
皆様の合格をお祈りしております!
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